2016年03月23日

格式

御無沙汰ブログです。(笑)

リストランテ ダ クマも5年目に入ります。
オープン当時から考えると、少しずつやりたい方向性も変わってきてます。一つは格式ですかね。
格式と言うのは、、、エレガントさとでも言いますか、ミシュランガイドでいうならホークの数!(余計わからん!星の数ではない。)

最近ご来店されたお客様は気が付いたかもしれませんが、カトラリー(ナイフ、フォーク等)を料理ごとに交換したりしてます。
最近は、レスト(カトラリー置き)を使っていません。つまり、少し贅沢な空間になってきました。
これからも、いろんな事を、ちょこちょこと変えていこうと思っていますが、なぜそう変わってきたかというと、、、、

最近、食育なのか、お子様連れのお客様が、がっちりコースをオーダーするという事が多いんです。
お子様が、しっかりナイフ・フォークで食べていて感心しますが、確かに格式の高いレストランは昔よりも減った気がします。
社会に出ても恥をかかないように、との親心でしょう。素晴らしいと思います。

西洋料理は、やはりナイフ・フォークで育った文化なんです。ナイフ・フォークで食べる事を前提に考えられてきた食事です。
例えばラーメンをフォークで食べると美味しくなさそうでしょう。
ビールをストローで、、、コーヒーをとっくり、おちょこ、、、、ポテトチップスを箸、、、、美味しくないんです。

あとは雰囲気を作るうえでのテーブルマナーも大切。雰囲気ね!

町内会の草狩りは、首タオル。
運動会は、ハンディーカム。
お遍路さんは、笠と白衣。
ペンキを塗る時は、つなぎ。
サーフィンをはじめたら、ロン毛。
パリでのコーヒーは、テラス席。
外国語は、巻き舌。
居酒屋には、ビールジョッキもった水着の姉ちゃんのポスター。
駄菓子屋には、オルナミンCの看板。
うなぎパイは、周りから。
プロレス観戦は、、、、闘魂Tシャツ。
   
醍醐味なんです。お決まりなんです。

だから、リストランテ ダクマもそういったお客様のニーズに何とかお応えできないかなと思いまして、いろいろ試行錯誤しながら変えていきたいと、、、、、こう思ってるんです。
本当に少なくなってきた格式レストラン。しかし格式レストランの優雅さ、華やかさ、楽しみ方を何とか後世に伝えていけたらと、最近心底思うんです。

プロレス観戦は闘魂Tシャツなんです。


ピッツァヨーロは、恰幅が良い男の白のTシャツなんです。


  


Posted by 熊乃助 at 10:09Comments(0)言いたい事(笑)